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開催日 2023/05/30 (火) 他1回/計2回 開催地 WEB配信型ライブセミナー

~複合化に関わるメカニズムとレオロジー物性との関係~

高分子複合材料設計に活用する レオロジーの基礎と制御

主催 サイエンス&テクノロジー株式会社 講師 大坪 泰文 受講料 35,200円   

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◇◆◇◆本セミナーは【Live配信(Zoom)受講】または【アーカイブ配信受講】が選べます。◇◆◇◆
【Live配信受講】 2023年5月30日(火) 13:00~16:30
【アーカイブ配信受講】 2023年6月7日(水)配信予定(配信期間:6/7~6/20)

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【配布資料】
PDFデータ(印刷可/編集不可)
※セミナー開催日の2日前を目安にS&Tマイページからダウンロード可能になります。

このセミナーを受講すると、こんなスキルが身につきます

・基礎科学として高分子の粘弾性的現象論と分子論的メカニズムとの関係が理解できるようになります。
・複合化による粘弾性的性質の改善に基づき材料設計に反映するための知識を得ることができるようになります。
・レオロジーを技術として活用するためのコツが把握できるようになります。

セミナーの対象者はこんな方です

 固体、液体を問わず、材料科学的に高分子に関わる技術者が対象になりますが、特にその性能向上のための手段として複合化に取り組んでいるようであればいっそうわかりやすいと思います。受講に際して特別の予備知識は必要ありません。教科書に書かれている高分子レオロジーの基礎から始めますので、これから高分子に携わろうとする初心者でも理解できる構成になっています。
  特典
開催日時 2023/05/30 (火)     13:00~ 16:30     (受付  12:50 ~ )
2023/06/07 (水)     00:00~ 00:00     (受付  00:00 ~ )

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申込み期間  ~ 2023/05/30
主催会社 サイエンス&テクノロジー株式会社
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定員 30名
受講料 35,200円 (主催会社からのE-Mail定期配信をご希望頂くと更に割引となります)
開講場所 ・会場名: 本セミナーは【Live配信(Zoom)受講】または【アーカイブ配信受講】が選べます。
・住所:  ※会社・自宅にいながら受講可能です※ 
・交通アクセス: 
講師
大坪 泰文 講師写真

大坪 泰文  (オオツボ ヤスフミ)

千葉大学 名誉教授 工学博士

【主な経歴】
1978年 東北大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)
1978年 東北大学工学部助手
1982年 千葉大学工学部助手
1987年 米国 Princeton 大学招聘研究員(1988年まで)
2000年 千葉大学工学部教授
2015年 千葉大学定年退職(名誉教授)

【学会賞】
色材協会論文賞
日本機械学会ROBOMEC表彰
日本レオロジー学会賞

【研究テーマ】
・分散系のレオロジーコントロール
・電気流体力学効果の解明と液体モーター・インクジェットなど新規流体デバイスの開発
・塗料やインクにおける反応硬化過程の解析および環境対応型スラリーの調製

カリキュラム、
プログラム
【セミナー趣旨】
 レオロジーが主に扱うのは粘弾性という力学挙動であり、典型的な対象物質は高分子です。高分子は、単純化するとひものように長い分子であり、この鎖状分子の運動と粘弾性との関係解明を基盤としてレオロジーは発展してきました。
 本セミナーのテーマは高分子複合材料ですが、まずは基本となる無定形(ランダムな鎖状態)単分散(分子量分布のない)高分子の粘弾性につき理解いただくことからスタートします。工業材料として多くの高分子が多様な形態で使用されていますが、無定形単分散高分子に対して付加的な分子間相互作用の導入あるいは他の材料との混合などにより性能向上が図られております。これらの効果を本セミナーでは複合という言葉に含め、後半では技術的応用という観点から複合化に関わるメカニズムとレオロジー物性との関係について説明します。

【セミナー講習内容】
1.レオロジーの基礎
 1.1 連続体力学の基礎
  (1)ひずみ
  (2)ひずみ速度
  (3)応力
 1.2 粘度と非ニュートン流動
  (1)せん断粘度の定義
  (2)擬塑性流動
  (3)ダイラタント流動
  (4)降伏挙動
 1.3 粘弾性モデル
  (1)粘性と弾性の熱力学的意味
  (2)マックスウェルモデルと応力緩和
  (3)フォークトモデルと遅延弾性
 1.4 動的粘弾性
  (1)振動ひずみと振動応力
  (2)貯蔵弾性率と損失弾性率
  (3)動的粘弾性関数の周波数依存性
  (4)動的粘弾性曲線からの流体と固体の判別

2.無定形単分散高分子の粘弾性
 2.1 高分子溶液の粘度挙動
  (1)高分子鎖の統計的性質
  (2)低濃度高分子溶液のニュートン流動
  (3)粘度と高分子コイルの体積効果
  (4)濃厚高分子溶液の擬塑性流動
  (5)粘度曲線の普遍性
  (6)高分子の分子量と粘度挙動との関係
 2.2 高分子固体および溶融体の粘弾性挙動
  (1)高分子のガラス状態とガラス転移
  (2)高分子のガラス状態における粘弾性挙動
  (3)高分子鎖のミクロブラウン運動
  (4)時間―温度換算則
  (5)シフトファクターの温度依存性
  (6)からみあいと緩和時間
  (7)高分子の分子量とマスターカーブとの関係
  (8)Cox-Merzの経験則

3,高分子複合材料における高次構造および不均一構造と粘弾性
 3.1 会合性高分子溶液の粘度挙動
  (1)会合による過渡的分子間結合
  (2)会合性高分子水溶液のダイラタント流動
  (3)微粒子分散系の粘度コントロールへの応用
 3.2 結晶性高分子の粘弾性挙動
  (1)高分子鎖の結晶形態
  (2)結晶性高分子の粘弾性挙動
 3.3 ゴムの粘弾性挙動
  (1)ゴムの架橋構造と粘弾性
  (2)重合硬化反応とゲル化
  (3)パーコレーションと臨界挙動
 3.4 高分子ブレンドの粘弾性挙動
  (1)非相溶性高分子ブレンドの粘弾性挙動
  (2)高分子の相分離構造と粘弾性挙動
  (3)ブロック共重合体の相分離構造と力学物性
 3.5 微粒子―高分子複合系固体材料の粘弾性挙動
  (1)粘弾性挙動に及ぼす微粒子の充填効果
  (2)高分子複合材料の破壊挙動
  (3)ナノ粒子分散高分子の粘弾性挙動
 3.6 高分子の伸長流動
  (1)伸長流動の幾何学と伸長粘度
  (2)高分子の紡糸性と分子量分布
 3.7 生物由来高分子の興味深い粘弾性挙動
  (1)絹の紡糸と結晶化
  (2)ゼラチンの非線形粘弾性
  (3)でんぷんのゲル化と臨界挙動

□質疑応答□

キーワード:高分子、複合材料、動的粘弾性、非ニュートン流動、ガラス転移、時間―温度換算則、ゴム弾性、結晶構造、不均一構造
セミナー参加費
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 ○ キャンセルについて

お申込み後、ご都合が悪くなった場合は代理の方のご受講も可能です。

やむなくキャンセルされる場合は、下記のキャンセル規定にて承ります。

その他、申込み要領は下記をご参照ください。

https://www.science-t.com/sem
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【テレワーク応援キャンペーン】
 受講料(税込):35,200円/E-Mail案内登録価格:33,440円
 ※1名でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。

【2名同時申込みで1名分無料】
 1名あたり定価”44,000円の半額”22,000円(税込)
 ※2名ともS&TのE-mail案内登録が必須で、同一法人内に限ります。
 ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。

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