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開催日 2023/12/12 (火) 開催地 東京都

マレイン酸変性による樹脂複合材料の界面密着性向上

主催 株式会社 技術情報協会 講師 青木 憲治 氏  他 受講料 60,500円   

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★ グラフト量、分子量、融点の調製! 密着性、分散性向上へ向けて!
★ 共重合樹脂、GFRP、バイオコンポジットなどを例に、変性条件を解説!
開催日時 2023/12/12 (火)     10:30~ 16:15     (受付  10:00 ~ )

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申込み期間 2023/10/02  ~ 2023/12/11
主催会社 株式会社 技術情報協会
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定員 10名
受講料 60,500円 (税込/各種割引については下段「お知らせ」欄をご参照ください)
開講場所 ・会場名: [東京・五反田]技術情報協会 8F セミナールーム
・住所: 〒141-0031 東京都品川区西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
・交通アクセス: 
講師
青木 憲治 氏 講師写真

青木 憲治 氏

静岡大学 グローバル共創科学部 准教授 博士(工学)

寺本 好邦 氏 講師写真

寺本 好邦 氏

京都大学 農学研究科 森林科学専攻 准教授 博士(農学)

佐々木 大輔 氏 講師写真

佐々木 大輔 氏

(株)三栄興業 柏の葉テクニカルセンター センター長 博士(工学)
【ご略歴】
・高分子学会グリーンケミストリー研究会 副運営委員長
・アイオノマー研究会 幹事

カリキュラム、
プログラム
【10:30-12:00】
1.ポリプロピレン系複合材料における無水マレイン酸変性PPの機能と役割

静岡大学 青木 憲治 氏

【講座の趣旨】
ポリプロピレン(PP)系複合材料設計において「相溶化剤」は必須添加剤であり, 一般に無水マレイン酸変性PP(MAPP)が使用されている。 MAPPは"たかが"添加剤ではあるが,分子量/グラフト量バランス,ベース樹脂等の違いにより, 複合材料の機械的物性に大きな影響を与える。 昨今,活発に研究開発が進められているセルロースナノファイバー(CNF)やミクロフィブリル化セルロース(MFC)とPPの複合化においても CNF、MFCの分散性向上や界面結合形成等の重要な役割を担っている。 本講演では,無水マレイン酸変性PPの相溶化剤としての機能について, また,当研究室で行っているセルロース/PP複合化に関する研究内容について紹介する。

1.無水マレイン酸変性PP(MAPP)
 1.1 グラフト反応メカニズムとその構造
 1.2 分子量/グラフト量バランス

2.MAPPの添加効果
 2.1 ガラス繊維強化ポリプロピレン(GFRPP)
 2.2 ウッドプラスチック(WPC)
 2.3 各種フィラーとの複合材料

3.セルロース/PP複合材料の開発
 3.1 研究の背景(バイオエコノミー,海洋プラスチック問題)
 3.2 セルロース/PP複合化の課題と解決へのアプローチ

【質疑応答】
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【13:00-14:30】
2.フィラー充填プラスチックにおけるマレイン酸変性樹脂の役割解明のための実験的アプローチ

京都大学 寺本 好邦 氏

1.酸変性樹脂の役割と研究法
 1.1 酸変性樹脂の役割はわかりきったことなのか?
 1.2 酸変性樹脂のはたらき;どう効いているか?
 1.3 セルロース系フィラーと酸変性樹脂は共有結合しているのか?
 1.4 そもそも酸変性樹脂の挙動は簡単に分析できるのか?
 1.5 一般的な研究例と最近の意欲的な取り組み

2.フィラーと酸変性樹脂の結合の検出(分子レベル)
 2.1 相互作用サイトの濃縮(酵素分解、溶媒抽出)
 2.2 分光測定に必要な前処理
 2.3 分光測定(FT-IR・NMR(特に膨潤体NMR法))のデータ紹介

3.フィラー表面への酸変性樹脂の濡れ性評価(nmレベル)
 3.1 示差走査熱量計による簡便法:昇降温測定
 3.2 モルホロジー観察(走査型電子顕微鏡、蛍光顕微鏡)
 3.3 フィラー共存下での酸変性樹脂の結晶化挙動の解析
 3.4 フィラー表面への酸変性樹脂の濡れ性と力学物性・破壊挙動の対応

4.複合材中でのフィラーの分散性の簡便な定量評価(μmレベル)
 4.1 試料の前処理
 4.2 フィラー分散性のパターン分類(ポワソン型/集中型/規則型)
 4.3 実際の観察とデータ整理
 4.4 フィラー分散性と力学物性の対応

5.酸変性樹脂研究の新たな展開:リサイクルに向けた取り組み

【質疑応答】
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

【14:45-16:15】
3.両末端マレイン酸変性PPを用いた共重合樹脂の合成と各種アクリル酸類を用いた新規変性PPの開発

(株)三栄興業 佐々木 大輔 氏

【講座の趣旨】
ポリオレフィンの精密熱分解により得られる二重結合含有ポリオレフィンの解説を行い、その機能化についてまとめる。特に本講演ではマレイン酸変性PPを用いた共重合樹脂の合成とその特性について概説する。さらに当社で開発が進められている各種アクリル酸類を用いた新規変性PPの合成とその特性について触れる。

1.ポリオレフィン(PO)の精密熱分解
 1.1 POの精密熱分解について
 1.2 ポリプロピレン(PP)の精密熱分解とその生成物
 1.3 その他のPOの精密熱分解とその生成物

2.二重結合含有POの機能化
 2.1 二重結合の官能基化
 2.2 官能基化POを用いた共重合樹脂の合成とその特性
 2.3 マレイン酸変性PPを用いた共重合樹脂の合成とその特性
 2.4 マレイン酸と各種アクリル酸類を導入するための新しい方法

【質疑応答】
特典 セミナー資料付
各講で最後に質疑応答時間あり。

セミナー参加費
支払い方法
1. 銀行振込または現金書留にてお願いいたします。

2. 原則として開催日までにお願い致します。

3. 銀行振込の場合は、原則として領収証の発行は致しません。

4. 振り込み手数料はご負担ください。
お知らせ ●各種割引について
1. 同一テーマ1社2名以上同時申込の場合のみ、1名につき5,500円(税込)割引いたします。
2. 大学(教員、学生)、公的機関、医療機関の方は、「アカデミック価格」33,000円/1名(税込)でご参加いただけます。(2名同時申込割引は適用されません)

※申し込み人数が開催人数に満たない場合など,状況により中止させて頂く事が御座います。

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・ 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
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