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開催日 2024/04/15 (月) 他1回/計2回 開催地 WEB配信型ライブセミナー

【Live配信セミナー】 ~講義とMicrosoft Excel演習で学ぶ~

微粒子分散系の安定性評価の考え方と「ポテンシャル曲線」の描き方・読み方・使い方

主催 株式会社 技術情報協会 講師 大島 広行 氏 受講料 55,000円   

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★粒子分散性の事前予測,評価・機器測定・数値計算,その考え方と進め方
★事前配布のExcelシートは後日自由に活用可!
開催日時 2024/04/15 (月)     13:00~ 16:30     (受付  12:30 ~ )
2024/04/16 (火)     10:30~ 16:30     (受付  10:00 ~ )

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申込み期間  ~ 2024/04/14
主催会社 株式会社 技術情報協会
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定員 定員数の上限はございません
受講料 55,000円 (税込/各種割引については下段「お知らせ」欄をご参照ください)
開講場所 ・会場名: ZOOMを利用したLive配信
・住所: ※会場での講義は行いません 
・交通アクセス: 
講師
大島 広行 氏 講師写真

大島 広行 氏  (オオシマ ヒロユキ)

東京理科大学 名誉教授 理学博士

カリキュラム、
プログラム
【セミナープログラム】

1.微粒子集団は粒子間引力(分子間引力に由来)により必ず凝集する
  1.1 微粒子(分子集合体)そのものは分子間に引力がないとできない
  1.2 分子間に働く普遍的なファンデルワールス引力
  1.3 微粒子表面の分子は内部の分子に比べ高エネルギー状態にある
  1.4 微粒子集団は粒子間に斥力がなければ
  1.5 エネルギーと電位の尺度;熱エネルギー4×10-21 Jと25 mVが基準値
  1.6 ポテンシャル曲線の谷と山の意味:山を越えられるか,谷から抜け出せるか

2.分子間引力と微粒子間引力
  2.1 微粒子間引力は分子間に働くファンデルワールス引力の合計
  2.2 微粒子集団の凝集促進因子:ハマカー定数
  2.3 分散の目安:ハマカー定数に打ちかつ微粒子間斥力が必要
  2.4 似た者同士は引き合う「類は友を呼ぶ」
  2.5 分散媒質との親和性:疎水性粒子と親水性粒子

3.微粒子間引力に対抗する微粒子間斥力:粒子表面を何かで覆う
  3.1 静電斥力:対イオンの雲で粒子表面を覆う
   3.2 高分子等で粒子表面を被覆:立体相互作用

4.界面電気現象の基礎
  4.1 水系と非水系(有機溶媒系)の違い
  4.2 電荷(原因)と電場・電位(結果)
  4.3 帯電微粒子は裸ではなく電気二重層
  4.4 電気二重層の厚さ(デバイ長)と微粒子表面の電位
    (ゼータ電位に近似的に等しい)が界面電気現象を支配
  4.5 ポアソン・ボルツマン方程式
  4.6 微粒子集団の分散促進因子:ゼータ電位

5.電気泳動移動度の測定とゼータ電位を計算する式:
  ゼータ電位は直接測定する量ではなく計算から求める量。
  5.1 電気泳動とゼータ電位 
  5.2 スモルコフスキーの式:大きな固体粒子に適用,形状によらない
  5.3 ヒュッケルの式:小さな固体粒子や非水系(有機溶媒系)
  5.4 ヘンリーの式:任意のサイズでゼータ電位が50mV以下の球状固体粒子
  5.5 円柱状固体粒子の場合:粒子の方向について平均をとると球ほぼ同じ
  5.6 ゼータ電位が50mV以上では緩和効果(拡散電気二重層の変形)が重要 
  5.7 緩和効果を考慮した式:任意のサイズとゼータ電位をもつ球状固体粒子

6.エマルションと柔らかい粒子(高分子で被覆した粒子)の電気泳動
  6.1 エマルションは同じゼータ電位をもつ固体粒子より速く泳動
  6.2 ヘルマン・藤田の球状高分子電解質の電気泳動理論
  6.3 柔らかい粒子の電気泳動は固体粒子と全く異なる
  6.4 柔らかい粒子か固体粒子かの見分け方

7.沈降電位,濃厚系,非水系(有機溶媒系)の電気泳動および動的電気泳動
  7.1 沈降電位:CVPと同じ原理
  7.2 体積分率が1%を超えると濃厚系の扱い
  7.3 動的電気泳動:CVP法とESA法

8.微粒子間の静電反発エネルギー:DLVO理論
  8.1 1個の粒子に働く力
  8.2 2個の粒子間の静電斥力:電気二重層の重なりによる対イオンの浸透圧増加
  8.3 DLVO理論:分散安定性を説明する標準理論 
8.4 微粒子間の全相互作用エネルギー

9.エクセルによる分散系の安定性を評価する方法:
  エクセルを用いたポテンシャル曲線の描き方
  9.1 数値入力:ハマカー定数,ゼータ電位,電解質濃度等の入力
  9.2 エクセルによる任意温度の媒質粘度と誘電率の計算
  9.3 エクセル組み込み関数(指数関数,べき関数)を用いて数式入力:
    DLVO理論に基づく粒子間相互作用エネルギーの式を入力
  9.4 エクセルによる任意の粒子間距離における
全相互作用エネルギーの計算と結果の図示
  9.5 エクセルのMAX機能を用いたポテンシャルの山の計算
  9.6 ポテンシャル曲線の作成例とポテンシャルの山
  9.6 分散系の安定性のわかるマップ:
ポテンシャルの山の高さが熱エネルギーkTの15倍あると安定

10.さらに精密な評価:凝集確率と安定度比

【質疑応答】
特典 セミナー資料付
各講で最後に質疑応答時間あり。

セミナー参加費
支払い方法
1. 銀行振込または現金書留にてお願いいたします。

2. 原則として開催日までにお願い致します。

3. 銀行振込の場合は、原則として領収証の発行は致しません。

4. 振り込み手数料はご負担ください。
お知らせ ●各種割引について
1. 同一テーマ1社2名以上同時申込の場合のみ、1名につき5,500円(税込)割引いたします。
2. 大学(教員、学生)、公的機関、医療機関の方は、「アカデミック価格」33,000円/1名(税込)でご参加いただけます。(2名同時申込割引は適用されません)

割引適用の場合は、お申し込み後、技術情報協会より確認のご連絡を差し上げます。

※申し込み人数が開催人数に満たない場合など,状況により中止させて頂く事が御座います。

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